ぶるんぶるん妻

世界には禁書と呼ばれる書物が数多く存在すれど、はじめがページを開いてしまった書物は別格のものだった。
明智と共に古本屋巡りデートに出かけたはじめは、神保町のくたびれた古書店でたまたまその本を開いてしまったのだ。

革張りの表紙には日本語に訳すると『ぶるんぶるん妻』となる古代ルーン語が刻まれていたのだが、はじめに読めるはずもない。はじめは翌朝目覚めると、Hカップはあろうかというぶるんぶるんバストを手に入れてしまったのだ。

「明智さん、オレどうしよう」

はじめはオロオロとしながら己のたわわなバストを下から持ち上げた。はじめのバストは下乳もふっくらとした厚みがあり、爆乳ながら品が良い。そのぶるんぶるんふっくら乳房の先端には明智が毎晩可愛がっている乳首がちょこんとついていて、それがまた愛らしさを演出するというみごとな造詣だ。
明智は正直自分好みのおっぱいだと思い、頬を赤く染めた。

「照れてないで、なんとかしてよ!」

ビビビビビと警報音が鳴り始める。はじめと明智はハッとして天井を見上げた。
はじめが自らの胸に手をやったことで、チクニー警報が鳴ったのだ。(過去に一度チクニー罪で逮捕されているはじめは厳しい監視下にある。)

「金田一くん、今すぐおっぱいから手を離しなさい!」
「嫌だよ!だって離したらぶるんぶるんするんだよ!ちょっと揺れただけでとっても痛いんだよ!」
「私が支えてあげますから!」

明智ははじめのバストを下から支えた。はじめのふっくらバストは明智の大きな手の上でも溢れんばかりだが、それでも確かな支えを手に入れたおっぱいはぶるんと大人しくなった。

はじめと明智は互いの間にあるおっぱいを静かに見つめる。
新たな物語が、ここから始まろうとしていた。

 

 

 

みなさま、すてきなハッピー・エイプリルフールを☆

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